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Start 2/5/2000

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山ちゃんコーナー

通勤電車内での2回目のインタビューから 8月8日(火)早朝

ＴＡ：やまのいさん、おまちしていました。

山ちゃん：(ぎょっとして)いつもの駅より一つ手前ですよ。

ＴＡ：その分だけ余分にインタビューを…

1.議員になってのプラス面と、もしあれば何らかのマイナス面を。
2.健康の秘訣
3.若い人に訴えたいこと。軽いことで何か一つ
4.重いことで何か一つ

山：プラス面は、もちろんたくさんあります。身近なことで、ありがたいのは、ＪＲ運賃が国費でまかなわれることです。例えば、火曜日は、東京−京都を一往復半します。これだけ移動すると、この議員パス(示しながら)は実にありがたい。車内でメールを見たり、原稿を書いたり、仕事が本当にできますから。議員パスのおかげで、毎回運賃の計算をする雑務から開放されるし。でも予約は必要ですよ。秘書のみんながやってくれています。ＴＡ先生もご存知でしょうけれど、移動が激しいと、時々列車がどちらへ向いて走っているのか、全くわからんようになるのではまいりますね。

ＴＡ：やまのいさんの友人の予備校教師の竹ちゃんは、年に3回は名古屋から反対方向の東京へ向かってしまう常習犯と言っていましたよ。新幹線のベルがなると、とにかく階段を2段ずつ駆け上がって飛び乗る。アナウンスがあって、次はTokyo、次はTokyoって･･･

山：困ったことは一つだけ。小さなことですが…。いつ国会が開かれるかわからないので、講演の予定が組めないことかなあ。いや、これはかなりまいりますよ。訴えたいことは、山ほどあるのに…

TA：健康について、何かひとこと

山：健康は大事ですよ。精神的なものも含めて。ストレス(stress)を貯めすぎないとか･･･。自分では健康のつもりですが。

TA：この「やまちゃんコーナーを読んでくれている(らしい)高校生、受験生、若者達に何か。まず軽いことで一つ。

山：鞄(カバン)は軽くてはだめだ！鞄は重くなければならない。これ本当に本当ですよ。何か調べようと思ったとき、すぐ手元に資料がないと、そのままほっておいてしまう。鞄は本当に重くないとだめだ。重い鞄をもてば合格に近づいていく。TA先生の生徒さんだけじゃなく、洛南高の生徒さん、いや、本当にやる気のある若い人全員に言いたい。重い鞄こそ成功の秘訣だ。やる気も気合も、重い鞄にくっついてくるものだ、と。

TA：だんだん重いテーマになってきましたね。(笑)

山：国会に行かせていただいて、まだ40日ですが、つくづく分かってきたのは、日本の福祉が何故これほど遅れてきたかの謎が解けてきました。国会や官僚の無責任と、国民側の無関心、怠慢です。

TA：そこまで言い切って大丈夫ですか？一応インタビューですので、全部正直にそのまま載せますよ。

山：載せて下さい。良い政治がおこなわれていない。だから選挙へ行きたくない、それではいつまでたっても悪循環だ。少しでも良い政治家に交代させないと、何年たっても少しも良くならない。厚生省の官僚は2年でポストが交代となる。厚生大臣は13年で15人も交代していて、役人のつくった答弁書をそのまま棒読みしている。みんなが「俺のせいではない」といって責任をとらない。

　やまのいは、この40日間で87名もの議員が所属する民主党最大の勉強会で、事務局長の役をさせて頂いている。(先週の金曜日(8月4日)には、生まれて初めて厚生委員会で代表質問をさせて頂いた。40分間、但し厚生大臣などの答弁も含めてですが。私が厚生委員会で「拘束(こうそく)」、「拘束」と言うと、学校の校則(こうそく)を高校生の皆さんは、連想するでしょうが、そうではなくて、動き回る痴呆症のお年よりを施設や病院で車椅子(wheelchair)やベッドにひも(string)やベルト(belt)で縛ることです。

　 10年前から指摘され放置されてきた日本の恥…・それを委員(国会議員)の皆さんに見てもらうのに、スライドを持ち込もうとして、前例としないのを条件に、ようやく認められ、「山井(やまのい)議員、国会で初めてスライドを持ち込む(議員では一人目)」と複数の新聞に取り上げられました。新人の一年生議員が厚生委員会で40分頂けたのは、民主党でも「やまのい」が初めてです。厚生省の方が「介護の実態を知り尽くしている委員は、やまのいさんが初めてです」としみじみ言っていました。いや、ほんまにこれが現実ですわ。厚生省には、現場の苦情が上まで行くしくみ(system)になっていない。

やまのいは全国250万の寝たきり、痴呆症の方々、家族の方々、現場でご苦労されているヘルパーさん、ケアマネージャーの代表として働いていきます。「知りて行わざるは勇無きなり」です。

　どうか、高校生、いや、付属中学校の皆さんも、政治が「アホらしい」と言わずに政治に興味関心をもってほしい。興味をもつことが政治参加の第一歩です。HP(ホームページ)やメルマガ(メールマガジン)、ビデオ(厚生委員会でのやまのい質問の全記録などは、やまのい事務所を通じて利用可能(available)です。それに国会のインターネットライブラリなどにアクセス(access)して下さい。

「やまちゃん」の熱いメッセージ(message)は近鉄京都駅到着後も約7分、新幹線ホーム(platform)から最後の最後のメッセージへと続いた。やまちゃん、くれぐれも体を無理しすぎないように、睡眠は必ず4時間半はとってくださいね。やまのいさん。
(文責：田平稔)

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関連リンク
１．山井和則福祉のページ
２． 山井和則 政治のページ
３．やまのい衆議院議員
４．東寺の謎