Start 2/5/2000

平成15年　京大前期　英作文　�V(２)

�@自分の仕事に妥協するようだと誰もその道のプロにはなれないと思う。

「妥協」と聞いて compromise という英単語がすっと出てくる人はすばらしい。単語集などを買って相当覚えこんだことだろう。だが、名詞(あるいは動詞)で使うとしたら「自分の仕事」とはどんな前置詞で結ぶのかご存知だろうか？ここで英作文高得点ゲットのための鉄則を一つ：

“少しでもあやふやな表現は使わずに100％大丈夫と確信できるものを使え！”
たとえ１００００語の英単語を覚えてもその使用法がわからなければ点数にはならない。私が自分でこの問題を解いたとき、もちろん compromise は知っていたが、上記のような理由からあえて使うのを避けた。そこで、少し発想を変えてみた。妥協するということは、自分の信念をすぐにあきらめることだから、 If you give up your belief in your work soon,としてみた。あるいは、もっと簡単に考えて、“自分の仕事にすぐに満足してしまう”と考えて、 If you get easily satisfied with your work, という中学生レベルの文で処理してみた。

後半部分は「プロ」がポイントであろう。 expert か professional でいいと思う。前者は日本語でエキスパートと呼ばれるいわゆる玄人のことである。後者もほぼ同じ意味であるが、スペルが間違いやすい。そこでお勧めは省略形の pro である。これは私がアメリカに滞在していたときに、よくメジャーリーグ関係の英字新聞で見かけた単語である。長いスペルを間違いやすいのはなにも日本人だけでなくアメリカ人も同様であり、そのため省略形が多用されているということであろう。
一例： If you give up your belief in your work soon, you won't be able to become an expert in the field.

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