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その2 「海外長期滞在予定者への耳寄り情報」
国際電話について
海外に長期滞在する人に便利なサービスを２、３点。まず国際電話だが、現地で言葉もわからないのにどうやって日本にかけたらいいんだろう、料金の支払いはどのようにしたらいいのだろうといった不安を持つ人は少なくないのではなかろうか。
私もその１人だったわけだが、そんな人には「KDDスーパージャパンダイレクト」がお勧めである。 月々の基本料や年会費みたいなものは取られず、かけたぶんだけ日本の講座から自動引き落としというシステムなので、非常にお手軽である。しかも「かけどくパック」というコースにも加入すれば、深夜割引が効いて結構お得。各コースによって若干差があるみたいだが、私の入ったコースの場合、６秒３５円、１０分３５０円だ。ただし、携帯にかける場合は若干割高になり、６秒６円、１０分６００円になる。他にもっと安くてかけられる会社もあるのかもしれないが、手軽さと信頼度を考慮すれば加入しておいて損はしないと思う。かけ方も非常に簡単で、
１．訪問国のアクセス番号をダイヤルする。
２．日本語の音声ガイダンスに従って、７桁のカード番号、４桁の暗証番号、日本の電話番号をダイヤルする、だけである。私自信現在、日本に電話をする際に重宝している。
お金はどうやって持っていけばいいの？
次にお金であるが、１００万円手持ちで海外へ行くのは論外、かといってトラベラーズチェックは換金するのが面倒。そこでVISAカードとマスターカード（JCBはいまいち世界的な信用度が低いので×）を持っていくことになるのだが、数百円の買い物に使うのは面倒だし、支払いは現金のみでいう店も多々ある。
そこでお勧めなのは、住友銀行の国際キャッシュカードサービスだ。日本で口座を作っておいてそのカードのみを持っていけば、"PLUS"
というマークのあるATMならどこからでも現金が引き出せ、しかもその日の為替レートで勝手に計算して、自動的に日本の口座から引き落としてくれる。引き出せるATMはかなりたくさんあり、私が勤めている北イリノイ大学キャンパス内からでさえも引き出せる。たしか富士銀行やさくら銀行も同様のサービスをやっているはずなので、滞在地に引き出せるATMがあるかどうかを窓口でチェックしてから銀行を選べばいいと思う。
ただ１つ留意しておくべき点は、たまに磁気などの関係でATMからお金を引き出せないこともあるということだ。日を置けばだいたい引き出せるようになっているが、念のために現金とトラベラーズチェックも持っていったほうがいいと思う。私は渡米前に住友銀行で、現金９００ドル、トラベラーズチェック８００ドルずつ（各々10万円近く）調達しておいた。
国際郵便はうまく利用しよう！
最後に日本から現地への荷物郵送だが、郵便局がやっているEMSというサービスが一番確実。デカルブの場合でも３日で着いたし、紛失する可能性は最も低く保証も効くらし
い。ただ割高なのが玉に傷で、私の場合本と衣類を中心に６箱送ったけど10万円かかった。はっきり言ってばかにならない。でも船便では１ヶ月以上かかるし、知人で荷物を横流しされた悲惨な人もいる。また普通の航空便だとEMSと値段は変わらないし、SAL便もいまいち信憑性がないし着くのが遅い。
だから、必要かつ大事なものだけEMSで送り、本のように重いものは最小限に抑え、衣類はその季節に必要な分だけを送って、後は現地のディスカウントショップや中古ショップなどで買い足していくというのが現実的な選択ではなかろうか。特に私のように金銭的に余裕のない人にとって10万は痛すぎる。もっと頭を使わなければ・・・・
それと、配達状況は地域によって違ってくるので、しっかり情報を集めてできるだけ無駄な出費を省くように工夫すべきだと思う。
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