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2001年10月9日 11時52分

Oct. 9th(ninth), Tues. "They started at last!" "Who started what?"


"From 中央日報"
1)【社説】２１世紀最初の戦争 2001.10.08 22:01

米英連合軍の空襲で、アフガニスタンに対する米国の攻撃がついに始まった。６０００人余りの命を奪った先月１１日の米同時多発テロ事件以来、米国のアフガン攻撃は「Ｄデー」選択の問題だっただけで、既定事実として見なされてきた。テロ発生後２６日間、ブッシュ大統領は攻撃態勢を整え、国際社会の支持世論を取り付けるなど内外で着実に準備し、攻撃命令を下した。

テロの首謀者とみられるウサマ・ビンラディン氏と彼が指揮するアルカイダ組織を保護しているタリバン政権に対し、最後通牒を送り、ビンラディン氏のテロ関連性の証拠を同盟国に提示するなど名分を立てるにもかなりの神経を使った。戦線もなく、前方と後方もない「灰色戦争」といわれるテロとの戦争で２１世紀が開幕した事実は残念であるが、今回の戦争は致命的な奇襲テロの犠牲となった米国としては、避けられない選択であった。テロは、どういった名分と論理でも正当化できない犯罪だという点で、米国のアフガン攻撃は正当性を持つ。

攻撃開始直後、ブッシュ大統領が対国民演説で明らかにしたように、今回の戦争での敵はアフガン国民ではなく、テロネットワークとこれを支援するタリバン政権だ。米国は、目標物を正確に狙い定めたピンポイント攻撃で罪のない民間人の被害を最小限ににしなければならない。また、戦争の影響でもたらされる悲劇的結果に対しても、人道主義的な配慮を惜しんではならない。攻撃開始と同時に食糧と医薬品をアフガン住民に投下したことは適切な判断だった。今後発生する数多くの難民に対しても、人道的配慮を続けるべきだ。

　完全に正義といえる戦争はないというのが、歴史の教えだ。どういう正義を打ち出した戦争も、長期化すれば醜悪になってしまう。米国はイラクなどに戦線を拡大しようとする誘惑から抜け出し、効果的な攻撃で、短期間で戦争を終えなければならない。これを支援して後押しすることは、文明社会の道徳的責務だ。万一戦争がイスラム圏全体に拡大し、文明衝突の様相を呈する事態は、最も警戒しなければならない課題だ。このため、米国は今回中東政策全般を再検討することにより、アラブ圏全体を抱え込む努力をしなければならない。

　我々も今回の戦争の影響から自由ではない。米国がまだ正式で派遣を要請してはいないが、要請がある場合、すでに政府が明らかにした通り、国会の同意を経て非戦闘兵力を中心に支援に乗り出さなければならない。ビンラディン氏が米国を支援するすべての国に対する「聖戦」を誓っただけに、国内の安全対策にも万全を期すべきである。特に、来年のＷ杯を控え、徹底した安全対策を構築しなければならない。

　戦争の様相によって経済も大きく影響される。各部処別に対策班を稼動し、民間と膝をつきあわせ、被害を最小化する方案を講じなければならない。特に、中東地域に飛び火する場合、エネルギー需給に深刻な支障が予想される。エネルギー非常需給対策の構築にも神経を使うべきだ。前を見通した賢明な対処だけが「２１世紀最初の戦争」の波を越えることができる近道であることを政府は肝に銘じなければならない。

2001.10.08 22:01



2)＜テロ大戦＞米英特殊部隊、潜伏地へ空輸 2001.10.08 22:08


ウサマ・ビンラディン氏に対する逮捕作戦が本格化している。現在アフガニスタン周辺に配備されている米国と英国の特殊部隊員らは、諜報衛星やＵ２、無人偵察機、パキスタンおよびロシア・アフガン北部連合の情報員らが提供する諜報を基に、深夜に「ナイトストーカー」と呼ばれる米第１６０特殊作戦航空連帯のヘリコプターに乗って作戦地域に空輸されているという。

◇動員部隊は＝米国が動員した特殊部隊は、米陸軍のデルタフォース、レーンジャー、グリーンベレーと海軍のネイビーシールズだ。これに英国の戦闘専門部隊であるＳＡＳ連帯傘下Ｇ部隊や、絶壁下りと北極での戦闘訓練を受けたＳＢＳの山岳部隊、海兵特殊山岳部隊などが合流する。

また逮捕作戦が長期化した場合、ウズベキスタンに迅速対応軍で配備された１０００人余りの米陸軍１０軽歩兵山岳師団が追加投入される。

専門家は、彼らが米国の空襲が終わり次第アフガニスタン内の１２の飛行場のうち１カ所を奪取、拠点とすると見ている。

ビンラディン氏が潜んでいるとみられるヒンズークシ山脈上により近く接近したほうが逮捕作戦を遂行しやすいからだ。

特殊部隊兵力は、先に迅速配置攻撃部隊の米第１８空輸軍団の足掛かりを構築した後、周辺の山岳地帯に進出すると予想される。同部隊は全世界どこでも迅速に配備され、アフガニスタンのような厳しい条件下で戦闘ができる能力を備えた精鋭の歩兵部隊だ。

配備が終わると、軍団傘下第８２空輸師団と第１０１特殊部隊がビンラディン氏の勢力とタリバン軍の連結を遮断する。またこれら地上部隊は、アフガニスタン地形で移動の中心となる山間道路のうち、北−南、東−西ルートを遮断、ゲリラ戦の形をとった地上戦を遂行し、ビンラディン部隊を孤立させる計画だ。　　

◇「射殺、または逮捕せよ」＝今回の作戦の核心はビンラディン氏の潜伏地を捜し出すことだ。すでに米国の諜報衛星はビンラディン氏の潜伏地を捜し出すため、アフガン上空から地上に設置された垣根を突破し、１メートル以下の小さな物体まで表面状態を分析、ビンラディン氏の痕跡を追っている。

ビンラディン氏は現在アフガニスタン山岳地域に構築した地下壕と洞窟に隠れていると推定される。

従ってビンラディン氏の所在が米国諜報網にかかれば、直ちに特殊部隊員らはテロ犯が潜伏していると推定される山岳地帯の地下壕に投入され、逮捕あるいは射殺作戦に乗り出す。

また衛星測位システムで誘導されるトマホークブロックＣミサイルや打撃の精度が高いバンカー破壊弾（ＧＢＵ２８）が投下されると軍専門家らは予想している。

しかし、ビンラディン氏一行が逃避経験が豊富であることに加え、アフガニスタン山岳地帯での実戦経験がない米軍が今後の厳しい寒波など、悪天候の中で結局多くの被害を受けると予想する専門家らも多い。

柳権夏（ユ・クォンハ）記者 < khyou@joongang.co.kr >

2001.10.08 22:08

2001年10月9日 11時30分

Oct. 9th(ninth), Tues. "They started at last!" "Who started first?"


"From Chosun Ilbo"
1) 【米アフガン攻撃】米、｢攻撃拡大｣を警告 2001/10/09 10:23(TUE)

　連日アフガニスタンに対する空襲を加えている米国が、戦争の目標をオサマ・ビンラディン氏の除去に限らず、他の国に対しても攻撃を加える可能性があると警告した。対テロ戦争が思う以上に拡大される可能性も排除できなくなった。
　しかし、米国の友邦たちがイラクなどに対する攻撃拡大に意見の食い違いを見せており、アラブ圏はもちろん、ロシアの反対も眼に見えるほどはっきりしている。攻撃拡大は対テロ戦争において国際連帯結成に大きな変数となる見通しだ。

　米国は空襲2日目の8日、国連駐在大使名義の手紙を国連安全保障理事会に送り、「攻撃を受けた国家に対し自衛を認める国連憲章第51条に基き、アフガニスタンを攻撃した」と明らかにし、「我々は自衛のため、他の組織や国家に対する追加行動が必要だと判断しかねない」と強調した。

　これは対テロ戦争が、9月11日発生した同時多発テロの首謀者とされるオサマ・ビンラディン氏とタリバン政権の他にも拡大される可能性を示唆したものと分析される。

2001/10/09 10:23(TUE)




2)【米アフガン攻撃】政府「非戦闘要員450人を派兵」2001/10/09-10:36(TUE)

　政府はアフガニスタンに対する米国の攻撃を支援するため、輸送･医療など450人規模の非戦闘要員を派兵する方針を決め、米国側と協議中であると9日伝えられた。
　具体的な派兵規模は、移動外科病院水準の医療支援兵力120人、海軍の戦車揚陸艦(LST)１隻が含まれた海上輸送団170人、C−130H輸送機など航空機4機が含まれた空軍輸送団150人、連絡将校10人など。

　金東信(キム･ドンシン)国防長官は8日、新千年民主党(民主党)の韓光玉(ハン･クァンオク)代表を訪問し、米国の対テロ戦争支援と関連してこのような方案を決めたことを明らかにしたと伝えられた。

2001/10/09-10:36(TUE)